2009年8月31日月曜日

第1回 地域産学官連携拠点コーディネーター(CDN)会議を開催

2009年8月26日(月)
松本地域で「第1回 地域産学官連携拠点CDN会議」が開催されました。
 

この会議は、文部科学省と経済産業省が公募した
「地域中核産学官連携拠点」に、
長野県・県経営者協会・信州大学が連名で申請し、
採択されたことを受け、地域での密度の高い協業体制を構築すべく、
情報交換を行う目的の会議でした。

会議では、
長野県テクノ財団 アルプスハイランドや
松本商工会議所に所属のコーディネーターの皆さんと
情報交換を行い、約30名の産学官関係者が集まりました。

 

信州産学官連携機構(SIS)からは、松本エリアにある、
松本大学さん、松本歯科大学さんにご参加いただき、
各校における産学官連携に関して発表いただきました。

同じエリアで活動していても、
なかなか顔を合わる機会は少ないのが現状です。
お互いの活動を知る良いきっかけとなったと思います。



【当日のアジェンダ】
1)開催日時:平成21年8月24日午後2時半~3時半
2)場所:松本市Mウィング会議室4-1(4F)
3)主催:信州大学産学官連携推進本部
  共催:SIS
4)参加予定者:
 地域SIS参加大学関係者・信州大学関係者・信州TLO・
 長野県知的所有センター関係者およびアルプス広域CDN連絡会の皆様
5)会議議題:
 1.挨拶:信州大学地域共同研究センター長 三浦義正教授
 2.地域産学官連携拠点コーディネーター会議設立趣旨(10分)
 3.SISの説明(10分)
 4.SIS参加大学プレゼンテーション
   (各10分×2校・松本大学、松本歯科大学)
 5.バイオマス関係シンポジューム開催案について
   (11月・BMU研究会と松本市共催)
 6.他:午後3時半より同一場所で開催される
   「アルプス広域CDN連絡会」に参加し情報交換を行う




信州産学官連携機構(SIS)

2009年5月28日木曜日

思わず深呼吸 信濃町

今日は、共同研究を実施している【信濃町】の一部をご紹介します。

地域ブランドは、その土地のことを知らなければ始まりません。
…ということで、この日は信濃町を訪問し、役場の方に野尻湖方面を中心にご案内いただきました。

・天候:高曇り
・気温:16度程度


まずは、柏原地区の隠れた名所【大久保池自然散策路】








 

立派な木道が整備され、シーズンになると湿地帯には水芭蕉が咲き乱れ、“知る人ぞ知る”ちょっとした観光スポットになるそうです。この日は、すでにシーズンは終わってしまいましたが、一輪だけひっそりと咲く水芭蕉を見つけました。

次にお邪魔したのは、【HOTEL EL BOSCO】(ホテル エルボスコ)さん


  
現在は株式会社アゴーラ・ホテルマネジメント野尻湖さんが運営するホテルで、元々は、野尻湖プリンスホテルだった建物だけあって、ホテルに一歩入ると、ここが信濃町であることを忘れてしまうくらい素敵な空間が広がります。

  
ホテルは等高線に沿って建てられているそうで、廊下やソファーは緩やかなカーブを描いていました。

  
敷地内に遊歩道と桟橋を整備中し、野尻湖をクルージングしてチェックインするプランを企画するとか!? エルボスコさんの新プランに期待しましょう。
>> 詳細については、ホテル エルボスコさんにお問い合わせ下さい。


さて、一度では紹介しきれないので、今日はこのくらいで。
またご報告させてもらいます。



信州産学官連携機構(SIS)

2009年4月22日水曜日

風穴ブランド発進 【松本市】

2009年4月22日(水)
松本市稲核(いねこき)にある道の駅「風穴の里」で行われた、蔵入れ式に参加してきました。
【上写真:多くの報道陣に囲まれて式典を行う関係者】

これは、同地区にある「風穴」を利用して日本酒を熟成させるプロジェクトで、市内の酒蔵3社(大信州酒造、亀田屋酒造、笹井酒造)がそれぞれ1000本ほど一升瓶を風穴の中に運び込みました。

当日の稲核は15度を超える晴天に恵まれましたが、風穴の中は3.5度と、とても寒く、まるで酒造所の蔵のような寒さでした。

稲核の風穴は、長年、国が管理してきたが、昨年度(H20年)稲核町会に払い下げられ、町会が県の補助(元気づくり支援金)を受けて整備しました。風穴の活用法を検討してきた町会と、松本オリジナルの新しい酒造りを模索していた酒造会社の思惑が一致し、プロジェクトが動き出した。


式のはじまる前、風穴の中では、テレビ局のリポーターさんが風穴を取材していました。


高く積まれた松本の地酒


普段はオモテに出てこない記者の皆さん
 

寒い風穴の中は、多くの報道陣や町会関係者でいっぱいになっていました。


今後の期待を語る稲核の川上町会長




秋の蔵出しが楽しみですが、今後の展開をしっかりと検討しておきたいところです。



信州大学 地域ブランド・オフィス

2009年4月13日月曜日

信濃町地域ブランド構築推進協議会

2009年4月13日(月)
信濃町で「地域ブランド構築推進協議会」が開催されました。

信州大学と共同研究を行っている関係で、地域ブランド・オフィスと共同研究の締結先となる産学官連携推進本部の部長が同行し、協議会へ参加させていただきました。


せっかく信濃町に行くのだからと、午前中に黒姫童話館にお邪魔し、常設されているミヒャエル・エンデさんの貴重な資料や館の南側に移築され、保存されている「いわさきちひろ黒姫山荘」などを見学させていただきました。
はじめて信濃町を訪れた部長は、自然豊かな信濃町を大変気に入った様子でした。

下の写真は、午前中に見学させていただいた箇所
1.いわさきちひろ黒姫山荘
2.手打ちそば しはら









手打ち蕎麦 しはらさんでは、ご主人の打った霧下そばと女将さんの心のこもったご馳走をいただきました。
右はとれたての「まがりたけ」の地元料理






信州大学では、信濃町の地域ブランド構築を応援しています。

信州大学 地域ブランド・オフィス

2009年3月29日日曜日

松本市 風穴の里


風穴(ふうけつ)とは、風が通り抜ける洞窟(洞穴)のことをいい、国の天然記念物に指定されている、静岡県富士宮市にある万野風穴(まんのふうけつ)などが有名ですが、信州では、その機能を利用し、人工的に作られた風穴という貯蔵庫が数多く残されています。







およそ100年前には、蚕種の保存に使われていた信州の風穴ですが、
その後、苗木種子や漬け物の保存に利用されたり、地元の食材「稲核菜」(いねこきな)の貯蔵に使われるようになったということですが、いまでは壊れてしまったものも数多くあるという。




↑↑↑きれいに補修された内部はこんな感じです。


松本市の風穴の里を含む安曇地区では、そんな古くなった風穴をきれいに整備し、その文化や風習を後世に伝えていこうという取り組みがはじまりました。


ちなみに、地元では「風穴」を(かざな)や(かざあな)と呼ばれているとか。



信州大学 地域ブランド・オフィス