風穴(ふうけつ)とは、風が通り抜ける洞窟(洞穴)のことをいい、国の天然記念物に指定されている、静岡県富士宮市にある万野風穴(まんのふうけつ)などが有名ですが、信州では、その機能を利用し、人工的に作られた風穴という貯蔵庫が数多く残されています。
およそ100年前には、蚕種の保存に使われていた信州の風穴ですが、
その後、苗木種子や漬け物の保存に利用されたり、地元の食材「稲核菜」(いねこきな)の貯蔵に使われるようになったということですが、いまでは壊れてしまったものも数多くあるという。
↑↑↑きれいに補修された内部はこんな感じです。
松本市の風穴の里を含む安曇地区では、そんな古くなった風穴をきれいに整備し、その文化や風習を後世に伝えていこうという取り組みがはじまりました。
ちなみに、地元では「風穴」を(かざな)や(かざあな)と呼ばれているとか。
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